スタッフ18人目のリレーエッセイです。
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28歳女、24歳男女の双子の母 |
「双子ですね」 と産婦人科で先生に告げられた時のショックは今でも鮮明に覚えています。身近に双子を育てた人もなく、今のようにネットで人と繋がる時代でもなく、何も情報がなくて全てが手探りでした。 3月に双子を出産し実家で過ごしましたが、6月には妹が出産予定だったので、5月末には実家を出なくてはなりませんでした。とにかく頑張るしかない。ベビーチェアを2つ買ってもらったので、1人授乳している時はもう1人をベビーチェアに乗せて足でゆすってあやしたり、両手両足を使って育児していました。 子どもには仲間の中で成長して欲しいと思い、3人とも小学校の少年団に入れました。女の子はバレーボール男の子は野球です。でも良かれと思ってした事が裏目に出てしまい、長男には辛い思いをさせてしまった事が悔やまれます。その子の個性に合っているか考えて選んであげる事が大切だと思います。双子の女の子の方は中学でもバレーを続けました。中学3年になりバレー部でのお別れ会の時、親が後ろで見守る中、子ども達が1人ずつコーチに向かってスピーチしました。娘の番になって娘はコーチにお礼を言った後、くるっと後ろを向いて母親の私に「お母さん、今まで支えてくれてありがとう。」と言ってくれたのです。私だけでなくママ友達も泣かされました。 育児は大変だけれど、子ども達は頑張る母の姿をちゃんと見てくれています。感動もいっぱい与えてくれます。 将来を楽しみに頑張って下さい。 |
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