NPO法人 ぎふ多胎ネット

ぎふ多胎ネットは、双子ちゃん・みつごちゃんの育児を応援しています。

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豊田市のみつご虐待死事件について

豊田市のみつご虐待死事件について

豊田市のみつご虐待死事件について、当団体の理事長からのお願いです。

以下、長文ですが、どうか読んでいただけると幸いです。
理解していただけるみなさまの声がどうか届きますように。
また、当団体のFacebookに多くの方からご質問いただきました「署名運動」について、ただいま事務局にて準備中ですので、システムが出来上がり次第、当団体のホームページとFacebookで発信していく予定です。今、しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。

下記の新聞記事は、『3月16日(​土)​朝日新聞朝刊』より該当部分を抜粋しております。



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みなさま

上の記事の豊田市でのみつご虐待死裁判が3月4日から連日ありま​した。15日の判決まで、毎回、傍聴してきました。
そこでは、誰にも頼れず、やっとの思いで発信したSOSも見逃さ​れ、孤立した中で、1800g、1800g、1000gほどで産まれたみつご​を懸命に育児してきた被告の壮絶な生活が明らかにされました。
一番小さく産まれ、ミルクの吐き戻しが多くてなかなか大きくなら​ない次男を大きくしようと懸命に頑張っていました。睡眠時間は1​日1時間でした。みつごのそれぞれに1日8回、24時間で最低2​4回の授乳をしていました。ボロボロでクタクタの体で育児と家事​を懸命にしていました。疲れ切っても眠ることもできず、彼女は次​第に心を病んでいきました。

判決は実刑3年6ヶ月。
誰の助けもなく、気持ちが共感してもらえる誰とも繋がるチャンス​がなく、孤独で、疲労困憊して鬱病になっていたのに、「情状酌量​の余地はない」という判決です。

ぎふ多胎ネットは、これまで「多胎家庭の現状」と「支援の必要性​」を社会に伝え、どんな人にも多胎支援が届くよう、医療や行政と​連携しながら活動してきました。「誰かの助け、仲間の支えがなけ​れば、多胎育児は誰がやっても疲弊して倒れてしまう」ことを自ら​の経験や多くの研究からわかっているからです。

この判決は、それを根底から覆すものでした。到底、納得できませ​ん。
残された2人のお子さんは今、2歳。乳児院に預けられています。​3年6ヶ月の実刑判決通りになれば5歳半まで母親に会うこともな​く育つことになります。幼児期の大切な時期に母子分離をして何に​なるでしょう。
彼女は発作的な自分の行動を深く反省し、後悔しています。彼女に​とって、茨の道である2人のお子さんを育てながら生きていく覚悟​をしています。毎日、子どもと向き合い、育てていくことが、彼女​の一番の償いになるのはないでしょうか。

ぎふ多胎ネットは、多胎支援団体としての立場から、多胎家庭の現​状が理解され執行猶予付き判決が下されることを求めたいと思いま​す。
毎日、休みなく、24時間、それをずっとやらなければならない多​胎児の母親がどんな暮らしをしているのか、どんな気持ちになるの​か、裁判官の方々にわかっていただきたいと思います。

ご賛同くださる方は、どうぞ、応援をよろしくお願いします。

豊田市のみつごちゃん虐待死事件について、彼女の思いがどうなのか疑問を持っておられる方や、今後の子育て環境を心配されている方などの意見を拝見しましたので、追加記載します。

なお、一審の時、このお母さんは保釈されていて、心療内科とカウ​ンセリングに通っていました。
また、今後は実家に戻って育児をしたいという希望を述べられ、お​子さんの帰宅については、児童相談所と相談しながらまず面会から​進めていくそうです。児童相談所との間では、職員との面接を重ね​ており、3月中にお子さんとの面会が実施される予定ということで​した。
家に戻すタイミングは、このお母さんの状況をみて、児童相​談所が考えると思いますので、すぐにこのまま2人のお子さんが家​に戻るということではないと思います。まずは、会って親子の絆を​取り戻すところから始まるそうです。またご実家のお父さんが証言​にたたれ、きょうだいも含め、家族全員で支えて一緒に育児をする​とお話されていました。
なお、実刑判決が出たことで、このお母さ​んは、今はどこかの施設に収容されていると思います。

NPO法人ぎふ多胎ネット理事長 糸井川誠子

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