NPO法人 ぎふ多胎ネット

ぎふ多胎ネットは、双子ちゃん・みつごちゃんの育児を応援しています。

TEL.0572-24-2322

岐阜県多治見市  

E-mail gifu.tatainet@gmail.com
「多胎支援の一歩〜ピアサポーター養成​講座を受講して〜」

「多胎支援の一歩〜ピアサポーター養成​講座を受講して〜」

この文章は、岐阜県外に現在お住まいで、ピアサポーター養成講座を受講された双子のお母さんが書かれたものです。ありのままのお母さんの気持ちを知っていただきたいので、いただいた原文のまま掲載しています。

なお、個人情報の観点から、実名は伏せてありますのでご了承ください。

下記の線以降が、いただいた文章です。

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「快適なマタニティライフでしたか?」
「赤ちゃんの双子ってかわいいから楽しく育児できるね?」
これは実際に私が 0 歳児育児をツライと感じている時に聞かれたことです。
いい母親でありたいと思ったであろう私は当り障りなく返答しましたが、実際は「NO」でした。

わが子はおなかにいる時からかわいいです。
かわいくて仕方がないです。
でもその気持ちだけでカバーできないほど多胎妊娠・出産・育児はツライ事が多いものでした。

私は地元を離れ岡山県で暮らしています。
双子を妊娠し「何とかなるだろう」という気持ちと夫にも父として自覚してほしかったのもあって里帰りをしませんでした。

両家の実家は遠方、知り合いも頼れる人も少ない、夫は協力的でとても理解はありますが仕事が多忙で不在がち・・・そんな中、出産・多胎育児が始まりました。

わが子はかわいい、なのになぜこんなにツラいの?私はダメなママだ「ごめんね。」
何度、子供たちにそうつぶやいたかわかりません。
「何とかなるだろう」そう思っていたのに同時泣き・同時授乳・オムツに沐浴プラス家事、自分の時間はなく睡眠不足でどんどん自分が壊れていくのがわかりました。

何度も何度も「もうダメだ!もう無理!」と思いました。
そんな時に頑張ることができたのは私を支えてくれた人たちの存在です。

偶然知り合った方に「双子って大変、私手伝うわ」と声をかけてもらい双子育児を手伝ってもらったこと
同じ双子を育てているママ友になかなか直接会えなくても「頑張ろうね!」とメッセージをやりとりして励ましあったこと。
散歩や買い物中に会う近所の人や店員さんも「かわいいね!頑張れ」と応援してくれたこと。

そういった人達の支えがあって今の私があります。
ただただ話を聞いてもらえるだけでどんなに救われたことか。

こういった経験からこれから多胎のママになる人に同じ思いをしてほしくない!
どうしたらママ達が追い詰められず多胎育児を迎えられるか?
私の経験を生かして少しでも心身の負担が軽くなってほしい!

そんな思いで何か出来ないかと考えるようになりました。

実際に何かする前に自分自身が知識を身につけなくてはと思い、ぎふ多胎ネットさんの開催している多胎育児ピアサポーター養成講座を受講しました。

ピアサポーター養成講座の受講者は小学生や中学生の大きなお子さんがいるママが多いかと思っていました。しかし私と同じ未就学児の多胎児を育てている方が多くて驚きました。
自分の育児も大変な中「私にもできることをしたい」「自分が大変だった時にピアサポーターさんに助けられたから今度は私の番だと思った」といった私と同じ思いで参加されている方ばかりで感動しました。
そして、皆さんの優しさに安心した気持ちになりました。

講座に参加された方の話やぎふ多胎ネットさんの活動を聞いて私も岐阜で出産・育児がしたかったなぁと岐阜の多胎ママ達がうらやましく思いました。

実際に参加して多胎妊娠の知識はもちろん身に付きましたし、他のママ達の経験談をたくさん聞くことができ、やはり多胎育児は妊娠中からサポート必要だと確信しました。

そして何より岐阜でピアサポーターとして活動することが難しい他県在住の私を快く受け入れてくださり、私の思いに心を寄せて聞いてくださったことに心が動かされました。

ピアサポーターの講習を受け、現在住んでいる地域で多胎プレママ教室を開催しよう!と考え行動を始めました。
しかしこれが難航しました。
多胎という多胎だけを対象したイベントは集客が少ないであろうという理由で協力が得られなかったり、大きな組織を個人で協力してもらえるように動かそうとすることは高い壁でした。

まず何かを始める・・・それすら出来ないそんな状況を救ってくれたのも同じ多胎ママでした。
「大きな所とできないなら、私たちでやろうよ。地元の多胎サークルと共同できっとできるよ」
「これから始めようとしていることはきっと誰かの救いになるよ!」「私もお手伝いするよ!」
と心強い言葉で救われました。

私の中で協力してくれているママ友も多胎育児真っ最中です。私は多胎育児を支えたいと思っているのに協力してくれているママ達に負担をかけるのは本末転倒だと考えていました。
しかしこの言葉で頼らせてもらおう!でも無理なことは無理と言ってもらえる信頼関係を築いていこうと考え直し再スタートをしました。

たくさんのママ友や多胎サークルの方からの協力を得て「多胎出産経験者とおはなし会」というイベントを開催する運びとなりました。

大きなイベントではありませんがこれが私たちの第一歩です。

私の「自分が大変だったから他の多胎ママの助けになりたい!」その思いと直感だけで動く私に協力・応援をしてくれる夫や仲間のママ友のみんな、多胎育児に関わる人、私の育児を支え背中を押してくれた方々には感謝しかありません。

このステキな出会いを大切にしていきたいと強く思います。
双子を妊娠し出産して諦めたことも正直たくさんありますが得たものもたくさんあります。

私は普通の双子の母親です。
双子だからと悩み、泣いたり笑ったりして育児をしています。
でも「ママは双子だからこそのあなたたちと過ごす大切な時間を最大の武器に色々頑張ってるのよ」と泣いたり笑ったりしている姿をみせて、いつか「ママかっこいいじゃん」と言ってくれる日を夢見ています。

まだまだ走り出したばかりの夢ですが一歩ずつ進んでいきたいと思います。

この思いが全国に広がり多胎ママが少しでも過ごしやすい優しい環境になることを祈って・・・・。

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